こんにちはー!前回に引き続き、今回のコラムでは、ちょっと変わったアニメ映画『HELLO WORLD』についてお話ししたいと思います!この映画、2019年9月20日に公開されて、今はアマゾンプライムビデオで見れるんだよね。
主人公は、京都に住むちょっと内気な高校生の直実くん。彼の前に現れたのは、なんと10年後の未来から来たという自分自身!未来のナオミさんから、同級生の瑠璃ちゃんと結ばれるけど、その後事故で亡くなってしまうって聞かされちゃうんです。
直実くんは、そんな未来を変えたくて、未来の自分とバディを組んで奮闘するわけですよ。SFって聞くと難しそうって思うかもしれないけど、この物語はね、すごくドラマチックで、心にグッとくるんです!
ただ、SFの要素がかなり深くて、初見では「え?何これ?」ってなるかも。実際、私が2019年に劇場で見たときは、まわりもちょっとついていけてない感じがして。でもね、その複雑さがまた面白いの!
特に、一行さんの可愛さといったら…!もう、涙なしでは見られないですって。物語はクライマックスに向かってどんどんと盛り上がって、脚本の凄さと、細部にわたる演出の素晴らしさが際立つんです。直実くんが「僕はエキストラ」って自虐しちゃうシーンなんか、共感しちゃう人にはもうたまらないと思う!
私自身、物語を愛してるからか、この映画には特にグッときました。考察するのが好きな人には、もう、めっちゃおすすめ!CGの動きがちょっとぎこちない部分もあるけど、それにもちゃんと意味があるんですよね。
キャラクターも魅力的で、一行瑠璃も可愛いし、フェイクヒロインの三鈴ちゃんも可愛いし、未来のナオミさん(先生)は、好みがハマればドハマり確定!ストーリーも面白くて、何度も繰り返し見ちゃうほど。
さらに『HELLO WORLD』を何回も見ちゃう理由、もうちょっと詳しく話しますね!
最初にこの映画を観た時、正直「ん?何これ?」って感じだったんです。SFっていうジャンルにもよるけど、時間軸がグチャグチャになったりするとついていけなくなっちゃうことってありますよね。でも、『HELLO WORLD』はそんな私でも、見れば見るほど「あ、これか!」って気づけるポイントがいっぱいあって。だから何度も見ちゃったんです。
それに、この映画、ただのSFってわけじゃないんですよね。タイムトラベルって設定を通して、人間関係の大切さや、未来を変えようとする一生懸命さがすごく伝わってくるんです。直実くんと未来のナオミさんの関係性も、最初は「え、なにこれ?」って思うけど、だんだんとその深い絆に気づかされて。めちゃくちゃ感動しちゃうんですよね。
クライマックスの展開なんて、もう言葉では表せないくらい。観てるこっちはハラハラドキドキで、でもそこに至るまでの細かい伏線や、キャラクターたちの成長がすごく感じられるんです。だからこそ、何度も観に行って、新しい発見を楽しめたんですよね。
そして、何と言ってもキャラクターの魅力!直実くんの純粋さ、瑠璃ちゃんの強さと優しさ、未来のナオミさんのカッコよさ。それに三鈴ちゃんのキュートさも加わって、キャラクターたち一人一人に心を奪われちゃいました。それぞれが持つ独自の魅力が、物語をより一層引き立ててるんですよね。
だから、この映画、ただのアニメ映画と思わずに、ぜひ観てほしいなって思います。
さてさて、『HELLO WORLD』について熱く語らせてもらったわけだけど、ちょっと面白い話題に触れてみたいと思います。それはね、「『HELLO WORLD』の中の世界って、夢の中にいるみたいだよね」ということ。
このテーマで思い出さないわけにはいかないのが、『インセプション』!この映画、夢の中にさらに夢を重ねていくっていう、めちゃくちゃ複雑な構造をしてるじゃないですか。それで思ったんですよね。『HELLO WORLD』の時間軸の入り組み方も、『インセプション』の夢の中に行く構造と似てるかもって。
『インセプション』は、夢の中で起こる出来事が現実にどう影響するのか、っていうのを掘り下げてて、観る側をかなり考えさせられる映画ですよね。一方で『HELLO WORLD』も、過去や未来への干渉が現実をどう変えていくのか、その過程をすごく緻密に描いている。どちらも、「もしも」の世界を深く掘り下げていて、見終わった後に「あれ?今、現実はどうなってるの?」って自問自答しちゃうところが似てるんですよね。
そして、両方とも観るたびに新しい発見があって、何度観ても飽きない。『インセプション』を初めて観た時も、「え、今、どの層の夢にいるの?」って混乱しちゃったけど、それがまた楽しくて。『HELLO WORLD』も同じで、時間軸に沿って物語が進むけど、何度観ても「あ、この部分ってこういう意味だったのか!」って新たな発見があるんです。
特に、『インセプション』でいうと、夢の中での時間の流れと現実世界の時間の流れの違いを表現している部分とか、すごく面白いですよね。『HELLO WORLD』では、未来から過去に介入することで現実がどう変わるのか、っていう点がクローズアップされていて、この二つの作品は、時間というものに対する深い洞察が共通していると思うんです。
だから、『インセプション』が好きな人なら、『HELLO WORLD』もきっと楽しめるはず!逆もまた真なりで、『HELLO WORLD』で感じたあのドキドキや考えさせられる感覚を、『インセプション』でも味わってみてほしいなって思います。
さらに『インセプション』と『HELLO WORLD』の中で描かれる、キャラクター達の感情の動きについて深掘りしてみたいと思います。この二つの映画は、ただ複雑な構造を持ってるだけじゃなくて、キャラクターたちの心情がめちゃくちゃリアルで深いんですよね。
『インセプション』でのドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ね)の家族への想い、特に奥さんとの複雑な関係は、映画の大きな軸の一つ。彼の内面に迫るシーンは、夢の中でのアクションシーンとはまた違った、観る人の心にグッとくる感動を与えてくれます。
夢と現実、正しさとは何か、愛する人を守るってどういうことなのか、そういう深いテーマが、アクションや謎解きの要素と絡み合って、もう、めっちゃ考えさせられます。
それでね、『HELLO WORLD』の直実くんも、瑠璃ちゃんを救いたい、っていう一途な想いが物語を突き動かしていくわけ。
でも、それだけじゃなくて、未来の自分との関係や、自分自身の成長というのも、すごく大事なポイントなんです。直実くんの感情の変化を追っていくと、ただのタイムトラベルものじゃない、もっと深い人間ドラマが見えてくるんですよね。
この二つの映画は、それぞれがキャラクターの内面に深く踏み込んでいて、そこがすごく魅力的。夢の中の出来事や時間旅行を通じて、人間って何を大切にすべきなのか、どう生きるべきなのか、そういうことを考えさせられるんです。
『インセプション』は、夢の中での戦いを通じて、コブが自分自身と向き合う過程を描いています。一方『HELLO WORLD』では、直実くんが過去や未来を超えて、瑠璃ちゃんを救うために自分自身を成長させる姿が描かれている。どちらも、外の世界での冒険だけじゃなく、キャラクターの内面での冒険がすごく重要なんですよね。
このように、『インセプション』と『HELLO WORLD』は、ストーリーの構造だけでなく、キャラクターの心理描写やテーマにおいても共通点があって、だからこそどちらの作品も深く心に響くんです。
このコラムを終える前に、もう一つだけ共通点を挙げさせてくださいね。「どちらの映画も、最後のシーンがめちゃくちゃ印象的」ってこと。
『インセプション』の最後に出てくるコマのシーンは、もう伝説的ですよね。あのコマが止まるのか止まらないのか、あの疑問符を残したまま映画が終わるスタイルは、観た人それぞれに考えさせる余地を与えてくれます。あれって夢なの?現実なの?って。この終わり方が、映画全体の解釈をもっと広げて、観るたびに新しい発見や考察を楽しめるんですよね。
そして、『HELLO WORLD』の終わり方も、直実くんと瑠璃ちゃん、そして未来のナオミさんの関係に対する理解が深まるような、すごく感動的なシーンで締めくくられます。物語を通じて描かれた彼らの奮闘や、時間を超えた絆が、最後には温かな結末へと導かれるんです。それが観ている私たちの心に、深い感動と共に、何かを前向きに考えるきっかけをくれるんですよね。
どちらの映画も、最後のシーンが物語の全てを象徴しているようで、それでいて観る人の解釈によって無限に広がる意味を持っています。だからこそ、何度観返しても新しい発見があるし、人によって感じ方が違う。それが映画の素晴らしさであり、『インセプション』と『HELLO WORLD』が多くの人に愛され続ける理由なんだと思います。
さて、今回のコラムで話したいことはこの辺で。『インセプション』も『HELLO WORLD』も、ただのエンターテインメント映画では終わらない、深く心に残る作品です。もしまだ観ていない人がいたら、是非この機会に観てみてください。そして、その最後のシーンにどんな意味を見出すのか、ぜひ自分自身で感じてみてくださいね。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!バイバイ〜♪
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