こんにちは、東京の女子高校に通ってる2年生です!今日は、ちょっとした科学トリビアとしてよく耳にする「人間は脳の10%しか使っていない」という話を掘り下げてみたいと思うの。
この話、映画『LUCY/ルーシー』でスカーレット・ヨハンソンが超人的能力を発揮するシーンを見たことがある人も多いかもしれないけど、実際のところ、科学界ではかなり疑問視されているんだよね。
まず、私たち人間が「認知的倹約家」っていうのは、つまり無駄遣いしないってこと。キース・スタンオービックっていう有名な認知科学者によると、私たちの先祖は長い時間をかけて進化してきたわけで、それはつまりずっと完璧な選択をしてきたわけじゃないってことなの。だから、時々ちょっと不正確な決断を下しても、生き残るためにはそれでOKだったんだって。
それでね、この「脳の10%しか使っていない」っていうのは、どこから来たのかというと、私たちが何かを考えるとき、楽な方法を選ぶからかもしれないって話。でもね、これって脳の「全能力」を使っていないって意味じゃないの。
神経科学者のバリー・バイエルンスタインさんが、この「脳の10%の神話」を覆す証拠をいくつか提示してくれているんだ。
- もし本当に脳の10%しか使ってなかったら、残りの90%に怪我をしても何も問題ないはず。でも現実は、脳のどの部分が損傷しても何らかの影響が出るの。
- 私たちの脳は、何をしている時でも、健康な部分は常に活動しているの。寝ている時でもね!
- 脳はたくさんのエネルギーを消費しているのに、90%も無駄にしているなんて考えられないよね。進化の過程でそんな無駄な部分は削除されているはず。
- 脳の特定の部分が特定の役割を持っていて、全体が一つの大きなネットワークとして機能しているって研究が示しているの。
- 現代の科学技術で、脳細胞一つ一つが活動しているのが確認できるんだよ。つまり、脳のほとんど全てが、常に何かしらの情報処理をしているってこと。
- 使われていない脳細胞は、時間が経つにつれて死んでいくの。だから、脳の大部分が無活動だったら、解剖した時に大規模な神経変性が見られるはずだよ。
というわけで、もし「左脳タイプ」だとか「脳の潜在能力を100%引き出したらどうなるか」なんて話をする人がいたら、ちょっと待って!って思ってほしいな。私たちの脳は、実際にはすでに全ての部分が何かしらの役割を果たしていて、その複雑さや精巧さは、単純なパーセンテージで語れるものじゃないんだから。
だから、このような神話がどうして生まれたのかって言うと、それはおそらく映画やメディアがドラマチックに表現するからかもしれないわ。でもね、現実の科学はもっと奥深くて、私たちの理解を超えた複雑なものが多いのよ。
私たちが日常で感じる「もっと頭が良くなりたい」「もっと記憶力が良くなりたい」という願望は、脳の能力をもっと引き出すためには、実はもっと日々の努力や、適切なトレーニングが必要なのかもしれないね。脳トレアプリや問題を解くこと、新しいことに挑戦することが、脳の活性化につながるわけで、これが私たちが実際にできる「脳力アップ」の方法なのよ。
そして、このように私たちの脳は、ただ座っていても10%しか使われていないなんてことはないんだ。脳は常に活動していて、私たちが思っている以上に活発に機能しているの。だから、もし次に誰かが「脳の10%しか使っていない」と言ったら、その話はちょっと古いかもしれないし、もっと面白い事実があるよって教えてあげてね。
脳科学は進化してるし、私たちの理解も深まっていくはず。それに、科学の世界は常に更新されているから、最新の研究を追いかけて、新しい知識を学んでいくことが大事よね。
でも、もし脳の仕組みが完全に解明されたら、テレパシーって本当に実現可能なのかしら?
テレパシーとは、言葉や行動を介さずに、思考や感情を直接他人と共有できる能力のことね。すごく便利そうだけど、ちょっと怖い部分もあるよね。でも、科学的にはどうなのかなって、気になるところ!
現在の科学では、脳は電気信号と化学物質を使って情報を処理しているのはわかっているわ。このプロセスがもっと詳しく解明されれば、理論的には、脳の信号を読み取って、他の人の脳に送信する技術が開発されるかもしれないんだよね。
でもね、それが可能になるためには、脳の信号の正確な意味を理解し、かつ他の人の脳に適切に信号を送る方法を見つけなきゃならないの。この技術が実現するには、かなりの高度な科学と工学が必要になると思うわ。今のところは、完全なテレパシーはSFの世界の話だけど、将来的には分からないわよね!
ただ、こんな技術が現実になったら、プライバシーの問題とか、倫理的な問題もいっぱい出てくると思うの。例えば、誰かの考えを勝手に読むことができたら、その人のプライバシーはどうなるの?とか、誤って誤った情報を送ったらどうなるの?とかね。
だから、もしテレパシーが実現可能になったとしても、その使用には厳しいルールが必要になるだろうなって。科学が進歩するのはとってもエキサイティングだけど、その技術をどう使うか、っていうのはもっと大切な問題かもしれないわ。
というわけで、今回のコラムではテレパシーについて考えてみたけど、私たちの脳の可能性は本当に無限大だと思うの。だけど、その力をどう使うか、どうコントロールするかっていうのが、これからの大きな課題になるんじゃないかなって感じるわ。
次回もまた、面白い科学の話題でお会いしましょうね!それじゃあ、バイバイ!🌈✨
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※参考サイトhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ab194113c08e5e279b7ced6a7e93a68ca63f03cb