ディズニーランド で働いていました。
ありがたいことに某年の4月から7月はホーンテッドマンション、そして8月から辞めるまではビックサンダーマウンテンを経験する事が出来ました。今回はこの時ディズニーランドで知った3つの事をご披露します。
なおディズニーシーが存在しない大昔のお話です。SNSも存在せず、守秘義務契約書類も存在しない大らかな時代ですので、フィクションとして読んでいただけると嬉しいです。
今より昼のパレードは簡単に見れた
今でこそディズニーランドでの昼のパレードは1時間前からの場所取り合戦で戦場になりますが、9周年の頃は牧歌的でした。
パレード30分前からようやくパレードルートに人が集まる感じです。ちなみに当時はディズニーパーティグラパレードのゲストコントロールは各アトラクションから何人かが選抜されてお手伝いしたんですが、お客様に場所取りなどで注意をした記憶は全く無いです。
今より夜のパレードは幻想的だった
これは9周年の頃は、と言うよりもLEDではない白熱球を使ったエレクトリカルパレードは、暖かみがあって、見てるだけだでポワーンとしてきたものです。
まだ当時はチケットとパスポートの併用で運営しており、ホーンテッドマンションにはチケット回収ポジションがありました。ポジションは大体30分で次のポジションに移動するんですが、平日夜のパレード開催中にチケットポジションにいた事があります。
お客様は誰も入ってこないチケットポジションからはパレードルートに並んだお客様の隙間からパレードを眺める事が出来ます。そしてパレード中盤の山場である「みにくいアヒルの子」のフロートを見ながら、何故か感動の鳥肌が立ったものです。
朝、雨が降るとホーンテッドマンションには30分間誰も来ない
これはホーンテッドマンション配属になりたてだった5月の平日の朝、かなり強い雨が降っていました。
オープン直後の最初のポジションが外の待ち時間表示付近のポジションです。当然全身レインコートな訳でですが、レインコート越しでも雨粒がわかる勢いです。
ちょうど正面には雨に濡れて悲しげなダンボが佇んでいます。エレクトリカルパレードを見た時とは全く異なる鳥肌を立てながら、僕は30分間誰もいない園内を眺め続けるのでした。
書いてて思いましたが、25年前も今も集客し続けている巨大施設です。その秘密は何なんでしょうか?それはですね…。(つづく)